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在宅ワークの契約の流れとやり取りされる書類を解説!

在宅ワークをする際の契約の流れや書類などは、「なんとなく分かっている」という方が多いのではないでしょうか?

基本的な契約の流れややり取りされる書類について知っておくことで、スムーズにお仕事が開始できたり、「思っていた契約と違った!」などのトラブル防止にもつながります。

今回は、在宅ワークをこれからを始める人も、既にしている人にも役立ててもらえるよう、改めて基本的な契約の流れとよくやり取りされる書類についてご紹介していきます。

書類の説明をする女性

1.基本的な契約フローを知っておこう!

はじめに契約の基本的なフローをご紹介します。

クライアントや案件によって異なることもあるので、あくまで一般的な流れとして理解してくださいね。

契約フロー図

1. お仕事紹介

まずは、自分でお仕事を探すor登録企業などからお仕事を紹介してもらいます。

 よくやり取りされる書類

・NDA(秘密保持契約書)

・反社会的勢力排除誓約書  ※タイミングが前後することもあり

 ポイント

上記書類を提出しないと契約できない企業もあります。依頼がきたらしっかり対応するようにしましょう!

2. 条件確認

紹介してもらった仕事の業務内容や単価など、各条件を検討します。

 よくやり取りされる書類

・見積書

・提案書

 ポイント

見積書を出さずに価格提示を行う場合でも、下記のような項目を記載したメールなどを送付してしっかり
保管しましょう!

「なにを」、「いつまでに」、「いくらで」提供するのか

どのタイミングで仕事が終わりで、いつお金を支払ってもらうのか

その他お仕事をする上での前提条件

3. 契約

業務内容や報酬など、各条件がOKであれば正式に契約を交わします。

 よくやり取りされる書類

・注文書

・契約書

 ポイント

注文書や契約書を取り交わさない場合でも、何をいくらでどのような条件で発注するのか、メールなどで発信してもらう(もしくは、条件を書いたメールに「発注します」と返信してもらう)ようにして、大切に保管しましょう。

4. 作業完了

クライアントや契約内容によって異なりますが、必要に応じて作業完了時に必要な書類を提出します。

 よくやり取りされる書類

・納品書

・作業完了報告書

 ポイント

仕事において納期や期日は絶対です。
どうしても遅れる場合は早急に連絡して、対応を相談するようにしましょう。

5. 請求・入金

クライアントへ請求書を提出して、期日に入金されているか確認しましょう。

 よくやり取りされる書類

・請求書

 ポイント

請求書を出さないと報酬は支払われません。忘れずに素早く提出しましょう。

2.どんな書類が必要なの?よくやり取りされる書類をご紹介

基本的な契約のフローと各フローのポイントについてご紹介しました。

ここでは、上記の「よくやり取りされる書類」についてもう少し詳しくみていきます。

 NDA(秘密保持契約書)

取引等で相手から提供される企業情報や個人情報など、重要な情報を他に漏らさないことを約束するための契約書です。

 見積書

物やサービスを売る側が、どのような条件でいくらで販売するのか顧客に提示する書類です。

※費用や条件が変更になる可能性がある場合は、「概算見積」(多少の変更の可能性がある)や
「参考見積」(大きく変更の可能性がある)として提示するのが良いでしょう。

 

 提案書

売り手が見積情報に加えて商品やサービスのアピールなどプラスαを記載した書類で、提案書に対しての正式発注もあり得ます。

 注文書

買う側が何をいくらで購入するのかを記載して注文(発注)する書類で、一般的には見積書に対して発行されます。

※見積書がなくても、注文書単体で有効になるので注意が必要です!

 契約書

記名押印した両者がした約束を確認しあう書類で売買や譲渡など、お金や物が動く時に締結するものです。
取引する内容によって種類は様々ですが、在宅ワークのようにお仕事を外部に委託するような場合は、「業務委契約書」や「派遣契約書」などの契約形態によって種類が分かれています。

※契約の締結は口頭でもメールでも可能ですが、後から問題が起きた際に確認できるよう、できるだけ注文書や契約書などの書面で契約を結んでおくと良いでしょう。

★「業務委託契約」の種類や注意点などの詳細は、過去の記事を見てみてください!  ↓↓

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 納品書/作業完了報告書

売り手が約束した商品を納めた、または約束した作業を実施し完了したと顧客に通知する書類です。

契約書上で提出を義務付けられる場合があるので、その場合は提出しなければなりません。

要チェック!  「検収書」

約束した商品の納品や作業の完了が問題ないことを確認して発行する書類です。

※この書類をもらっておけば、仕事は完了したと主張できるので、終わりが曖昧なお仕事などではもらっておいた方が良いかもしれません。
また、取引先が検収書を発行してくれなくても、お仕事が終了した旨のメールをもらっておくだけでも後々のトラブルを防げることもあります!

 請求書

売り手が検収された契約の代金の支払いを顧客に依頼する書類です。

※顧客の経理上必要となる書類のため、必ず正しい記載内容・金額で提出する必要があります。

【請求書の必須項目】

  • 請求書作成者の氏名もしくは名称(法人名など)
  • 発行日
  • 支払期日(いつまでに振り込んでもらうのか)
  • 取引内容
  • 取引金額(税込、消費税率、消費税額)
  • 振込先の口座情報
  • 取引先の氏名もしくは名称(法人名など)
  • 適格請求書発行事業者の登録番号(2023年10月1日~)
  • ※1000万円以上稼いでいない人は気にしなくてOK!

    ※逆に消費税を納税している人は、インボイス制度に登録し、登録番号などをしっかり記載しましょう!

3.まとめ

今回は在宅ワークの契約の流れと必要書類についてご紹介しました。

  • やり取りの記録(特に条件提示や発注に関するもの)は、書面やメールで必ず
    保管しておこう

  • それぞれの書類の役割や効力はきちんと理解しておこう

  • 後から揉めないように、お仕事開始前に疑問点や懸念点は解消して、
    開始後も問題が起きた際は必ずすぐに相談するようにしよう

基本的な契約の流れとポイントを知っておくだけで、少し安心して在宅ワークを始められるかもしれません。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

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