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雇用保険や社会保険って毎月払ってるけど、結局何かいいことがあるの?

「雇用保険や社会保険って、保険料を毎月払ってるけど、結局何かいいことがあるの?」
と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回は雇用保険や社会保険など、保険に入っていると貰えるお金や受けられるサービスについてご紹介します!

※この記事はあくまで2023年2月時点での概要を紹介しています。給付やサービスを受け取れる条件や対象者等の詳細が知りたい場合は、
   お住まいの自治体や年金機構、組合等にお問い合わせください。

悩む女性と男性

1.雇用保険

雇用保険とは…

「仕事がなくなったときや再就職したいとき」に備える保険!

雇用保険は、働く人が失業・育児・介護などで収入がなくなったり、大きく減った場合や、再就職を目指す人がトレーニングを受けた場合などに給付が支給される制度です。ざっくりいうと、仕事を失った人の雇用と生活の安定をサポートするための公的な保険なのです。

加入条件(ざっくり)

・継続して31日以上働く見込みがある

・契約で定められた労働時間が週20時間以上

・学生ではない

 雇用保険に入っていると受けられること

・基本手当

定年や倒産、契約期間の満了等により会社を辞めた人が、失業中の生活を心配しないで、新しい仕事に1日も早く再就職をしてもらうための手当です。

この手当が受け取れる期間や金額は、離職した理由や過去雇用保険に入っていた期間などによって異なります。

・就職促進給付

仕事を失った人の早期再就職を促進するための給付で、4つの種類があります。

基本手当を受け取る資格がある人が再就職した場合に、基本手当が受け取れる日数が一定数残っているともらえる給付です。

- 再就職先で半年働くともらえる「就業促進定着手当」

再就職手当を受け取った人が再就職先で6か月以上働いていて、前職の賃金を下回っている際に受けられる給付です。

- 再就職手当以外は「就業手当」

再就職手当を受けられる形態以外で再就職した人が受けられる給付です。

- 障害がある方が就職するともらえる「常用就職支度手当」

障害のある方など、就職が困難な方が安定した職に就いた場合に、受けられる給付です。

・教育訓練給付

再就職のために教育訓練(スキルアップのためのトレーニング)を受講した場合に、受講費の一部や経費を負担してくれる給付で、再就職を目指す方のスキルアップやキャリア形成の支援を目指すものです。

・雇用継続給付

雇用継続給付は、定年や休業によって賃金が下がってしまった人が継続して働き続けられるように給付されるもので、60歳以上の人が受け取れる「高年齢雇用継続給付」と介護を理由に休業した人が受け取れる「介護休業給付」の2種類があります。

・育児休業給付

子供が産まれたときに、育休によって給与が受け取れない人のために支払われる給付で、子供が産まれた後、8週間以内に産後パパ育休を取得すると貰える「出生時育児休業給付金」と、1歳未満の子を育てるために育休を取ると受け取ることができる「育児休業給付金」の2種類があります。

2.社会保険(厚生年金保険、健康保険、介護保険)

社会保険とは…

「病気やケガで働けなくなったときや老後のため」に備える保険!

社会保険とは、「厚生年金保険」、「健康保険」、「介護保険」の3つを指します。
それぞれの保険によって目的などは多少異なってきますが、基本的には「働けなくなったとき」に備えるためのもので、ざっくりいうと何かが原因で働けなくなった人の生活を守るための公的保険です。

加入条件(2023年2月時点での概要です)

次の①、②どちらかに当てはまる方は加入が義務付けられています。

①勤務時間や勤務日数が正社員の3/4以上で、継続して2か月以上働く見込みがある方

もしくは、

②次の条件にすべて当てはまる方

 ・従業員101人以上の企業で働いている

 ・契約で定められた労働時間が週20時間以上

 ・月額賃金が8.8万円以上

 ・継続して2か月以上働く見込みがある

 ・学生ではない

それぞれの保険はどんなもの??

厚生年金保険

サラリーマンなどのように会社で働く方が加入する年金制度です。

自分や家族が加齢や障害、死亡などが原因で、通常の生活が困難になった場合のために、あらかじめ保険料を納めることで、必要なときに給付を受けることができる保険です。

健康保険

サラリーマンなどのように会社で働く方とその家族が加入する医療保険制度です。

病気やけが、出産や死亡といった事態が起きたときに、思いがけない出費があったり、収入がなくなってしまうことで生活が不安定にならないように備える保険です。

※会社員以外は国民年金、国民健康保険に加入します。

介護保険

健康保険加入者で40歳以上の方は全員加入する保険制度で、介護が必要な方への支援や、介護する家族の負担軽減のために介護に関わる費用を給付し、適切なサービスが受けられるようにサポートする保険制度です。

 社会保険に入っていると受けられること

 厚生年金保険

・老後にもらえる「老齢厚生年金」

厚生年金に加入していた人が65歳以上になると受け取ることができる年金です。

厚生年金の加入期間や加入していたときの賃金によって受け取れる金額は異なります。

・死亡したときに家族がもらえる「遺族厚生年金」

厚生年金に加入していた、または加入している方が亡くなったときに、遺族(加入していた人の収入で生計を立てていた人)が受け取れる年金です。

金額は基本的に上記「老齢厚生年金」の3/4の金額になります。

・障害を患ったときにもらえる「障害厚生年金」

厚生年金に加入している人が、加入期間中に病気やケガで生活や仕事が制限されるようになった場合に受け取れる年金です。

金額は怪ケガや病気の重症度や加入していたときの賃金によって異なります。

国民年金との違い

国民年金は20歳~60歳未満のすべての人が加入するものですが、厚生年金は会社員など会社に勤めている人が加入する制度です。なので、会社員は国民年金にプラスして厚生年金に加入するイメージです。

厚生年金に加入している人は、国民年金だけの人よりも多く保険料を納めているので、その分将来受け取れる年金額も多くなります。

 健康保険

・医療費の一部負担

ケガや病気のときに、病院などの医療機関に保険証を提示することで、実際にかかった金額の一部負担で診察や治療が受けられます。一部負担の割合は、基本的には3割ですが小学生未満や70歳以上は1割~2割になります。

・高額療育費

1月(同じ月の1日~末日)にかかった医療費が高額になった場合、一定の金額を超えた分が後で払い戻されるため、自己負担額を抑えられる制度です。

・傷病手当金

病気やケガで4日以上仕事を休んだ場合に受け取れる手当です。

・出産手当金

健康保険に入っている本人が出産のために産休を取得すると、勤務先からの収入がなくなってしまうので、その期間に受け取れる給付金です。

・出産育児一時金

出産したときに、1児につき42万円が受け取れる給付金で、健康保険組合によっては独自に追加給付制度がある場合もあります。

国民健康保険との違い

国民健康保険と健康保険の違いは大きく3つあります。

①対象者

国民健康保険は自営業や農業、漁業に従事している人、学生などが加入しますが、健康保険は会社に勤めている会社員や公務員、その扶養家族が加入します。

②受けられる制度や給付内容

出産手当金や傷病手当など、健康保険独自のもので国民健康保険では受け取れない給付があります。

③保険料

健康保険は、加入している人が全額支払うのではなく、会社と折半で保険料を支払います。国民健康保険は全額自己負担かつ世帯で保険料を計算するので、家族の人数が増えると保険料も増額します。

 介護保険

介護保険も入っていることで受けられるサービスが複数あります。

身体状態によっても異なってきますが、訪問介護やデイサービスの利用、特別養護老人ホームへの入所などが可能になります。

3.まとめ

今回は、各保険に入っていると受けられる給付やサービスについてご紹介しました!

  •  雇用保険は「仕事がなくなったときや再就職したいとき」に備える保険

  •  社会保険は「病気やケガで働けなくなったときや老後のため」に備える保険

  •  受けられるサービスや給付金などは人によって異なるので、
        きちんと調べる&問い合わせが必要

「扶養を外れて社会保険に入って働こうか迷っていた…」そんな方の判断材料の1つになれば幸いです。

※この記事はあくまで2023年2月時点での概要を紹介しています。給付やサービスを受け取れる条件や対象者等の詳細が知りたい場合は、
   お住まいの自治体や年金機構、組合等にお問い合わせください。

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