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在宅ワークには向き不向きがあるといわれます。誘惑が多い自宅でスケジュール通りに業務を行う集中力・計画性や、コミュニケーション能力が必要になるからです。
今回は、在宅ワークを始めたい!という方向けに、在宅ワークをする際の心構えについてお伝えします。
1.在宅ワークに必要な能力
前回でもお話しましたが、在宅ワークは自己責任で業務を行う働き方です。お仕事を始めるために、どんな能力が必要なのか見てみましょう。
チャットだけでも、電話だけでもNG!(適切なコミュニケーションが取れる能力)
直接顔を合わせて仕事をしないため、周囲の様子を伺うことができません。
誤解がなく、適切に情報が伝わるように、その時々に合わせたツール(チャットやメール、Web会議)を使い分け、上手にコミュニケーションを取る能力が必要です。
働く時間を決めて集中!(自己管理能力)
在宅ワークでは、気が散ってスケジュール通り進まなかったり、逆に働きすぎて体調を崩してしまったりすることがあります。
自分の力量やスケジュールをしっかり把握して、業務が滞りなく進むよう管理できる能力が必要です。
自分で調べて解決する!(わからない事を解決できる能力)
出社とは違い、わからないことがあっても、すぐ誰かに聞くことができません。ある程度は自分で調べて解決できる能力が必要です。
ただし、緊急度が高い質問は放置せず、しっかり確認するといった判断力も必要になります。
在宅で活躍するためのポイント
出社以上にコミュニケーションに気を配り、自主的に業務を進められるように意識しよう!
2.在宅ワークで意識する注意点
在宅で快適にお仕事をするために、どんなことに注意すべきなのでしょうか?在宅ワークで意識する注意点についてお伝えします。
取り組んでいる業務に責任を持って!
一度受けた仕事は最後までしっかりやりきるという意識が重要です。在宅だからと手を抜き、途中で放り出してしまうと、周囲やクライアントからの信用をなくしてしまいます。
報告や相談はスピーディーに!
在宅ワークでは、自分の業務状況が周囲から見えません。相手が不安にならないよう、こまめに自分の状況を報告することが大切です。
また、業務に影響がある事態は、すぐに相談することを心がけましょう。
期限内に業務を完了させよう!
納期に間に合うよう業務を行う意識は特に重要です。在宅ワークは自分のペースで働けることが利点ですが、ペース配分を誤ると、多くの関係者に迷惑をかけることになってしまいます。
この日は忙しいから別の日で多く稼働する等、しっかり自分の業務量を把握してコントロールしましょう。
在宅で活躍するためのポイント
自分のお仕事に最後まで責任をもって対応しよう!
3.トラブル事例から学ぶ在宅ワーク
もし在宅ワークに必要な能力や注意点を意識しなかったら、どんなことが起こるのでしょうか?トラブル事例をもとに、在宅ワークで注意すべき点や心構えを学びましょう。
確認するべきことはしっかりと確認!
【ケース1】やり方がわからなくて仕事を放置してしまった
初めて在宅ワークをするAさん。
お仕事マニュアルを渡されたものの、やり方が難しく、よく理解できませんでした。
人に聞くのも気が引けるので後でやろうと考えていましたが、家庭の事情で忙しくなり、気づいたら納期の1週間前。
今からやっても間に合わず、慌ててクライアントに相談することになりました。
在宅ワークは自己責任で行う働き方です。曖昧な対応をしていると、次回からはお仕事を依頼してもらえなくなってしまうこともあります。
確認しないと業務が進まないことや、自分で調べてもわからないことはしっかり確認するようにしましょう。
認識違いが起きないよう注意!
【ケース2】指示の意図が理解できないまま作業を進めてしまった
何度かデータ入力のお仕事をしているBさん。
クライアントからチャットで個別に指示をもらいましたが、一部意味のわからない部分が。
作業の流れはわかっているのでそのまま対応したところ、出来上がったデータにはクライアントが求める情報が入っていませんでした。
その結果、作業をやり直しすることに……。
メールやチャット等、文字のコミュニケーションが多い在宅ワークでは、認識違いが起きやすいです。
だからこそ、意味がわからない部分は丁寧に質問し、場合によってはWeb会議等のツールを使って確認しましょう。
自分の作業状況は過不足なく伝える!
【ケース3】自分の作業状況を適切に連絡していなかった
急ぎの案件を依頼されたCさんは、業務内容を確認してすぐにお仕事を開始しました。
完了後、クライアントへ納品の連絡をしたところ、トラブルが発覚。
急ぎ案件なのに連絡がなかったため、辞退とみなされていたようです。その作業は他の人に依頼したといわれてしまいました。
在宅ワークでは、働いている状況が外から見えません。こまめに進捗や自分の状況を周囲に伝えるようにしましょう。
特に急ぎ案件の場合、すぐに連絡してくれる在宅ワーカーが優先される傾向があります。
即レスポンスを心がけて、頼られる在宅ワーカーを目指しましょう。
4.しっかりと心構えをして、在宅ワークに挑もう
今回は、在宅ワークを始める際の心構えについてご紹介しました。
今回のまとめ
- 在宅ワークでは適切なコミュニケーションや、自己管理能力が必要
- 在宅だからこそ過不足なく報告や連絡をし、責任をもって業務に取り組むことが大切
- 業務への取り組み方をしっかりイメージして、頼られる在宅ワーカーを目指そう
在宅ワークは自由な働き方ですが、出社と同様、責任をもって働く必要があります。始める前にしっかりと心構えをしておけば、納得のいく働き方ができるのではないでしょうか。
この機会にぜひ一度、在宅ワークについて考えてみましょう!